「じゃりン子チエ」 はるき悦巳

4575721328じゃりン子チエ (1)
はるき 悦巳
双葉社 1998-09

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うちは日本一不幸な少女や……

大阪の下町で、ホルモン焼き屋をきりもりしているのは、小学校5年生の少女・竹本チエ(たけもとちえ)。両親は離婚し、父親は、ヤクザをどついて金を巻き上げるのとバクチが趣味の竹本テツだから。

チエは、小学5年生にして商才に長け、お金の管理もキッチリしているしっかり者にと育ってしまった。アホな父と、マジメな母・よし江を持つチエは、「日本一不幸な少女や」とつぶやきながら、今日も元気に明るく生きていく。

親友の平山ヒラメ(ひらやまひらめ)や、何かと絡んでくる、クラスメートのマサルとタカシ。なぜか増えるもとヤクザの知り合いや花井先生親子など、個性的で大阪の下町らしい面々が総登場。大阪の下町を舞台に、非日常的な家族を描いた人情マンガは、アニメ化・映画化もされ、関西で知らない人はいないほどの傑作。

ただ、全面えげつないまでの大阪弁ですので、関西以外にお住まいの方には、多少理解できない部分もあるかもしれません。